2015/05/26

うめる





















以前に作ったミンサー柄タンブラーの、別の形を作ってみようと、
今度はタタラ皿に象嵌してみました。

象嵌は曲面よりもやりやすいという利点があったけれど、お皿の
形がなかなか一筋縄ではいかなくて、これから先、乾燥、焼成の
間にゆがむこともしばしば。

写真の奥に写っている枯れ枝のようなものは、粘土を縄のように
伸ばしたもので、平らな板状になった粘土の四隅を持ち上げて
形を作った時に、もとの平らな状態に戻らないように、乾燥するまで
隙間に挟んでおくもので、「まくら」と呼んでいます。
関西風に「く」を強く発音してください。

昔から織物に憧れがありました。
粘土という素材でものを作るようになった時、「象嵌」を知り、土に
色をを一つ一つ埋め込んでいく作業が、なんとなく織物に似ている
ような気が勝手にしていて、没頭するのです。

目はシバシバするし、肩は凝るはで大変なこともありますが、まだまだ
作ってみたいものです。

色を埋め込むと言えば「刺青」も…。
ん~谷崎の世界。



























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